生活習慣病

生活習慣病とは

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生活習慣病には、糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)などがあります。いずれも、運動不足、過食、そして肥満といった生活習慣の不摂生が主な原因となる慢性疾患です。
生活習慣病は、一つ一つは軽症でも、いくつもの疾患が重なることが少なくありません。そして重なることによって、各症状がひどくなったり、動脈硬化を進行させて脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患に結び付いたりする危険性も高まります。
基本はどの病気であっても、生活習慣の改善、つまり食事療法と運動療法が中心です。必要と判断された場合には、薬物療法も併用します。

高血圧

高血圧とは、血圧がある程度の範囲を超えて高く維持されている状態です。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の摂り過ぎ)や嗜好品(タバコ・お酒など)の摂取過多、運動不足や精神的ストレスなどの環境要因が重なることによって引き起こされると考えられています。
高血圧の治療にあたってまず行うべきは、適正な体重にし(BMI25未満)、適度な運動(1回30~60分以上、週に3回以上の有酸素運動)を継続的に行い、1日6g未満の減塩に努めるなど、生活習慣の改善(食事・運動療法)をすることです。また、医師から薬を処方されたら、指示通りにきちんと服用することも大切です。

糖尿病

通常、血液中のブドウ糖は、インスリンの働きによって細胞に取り込まれてエネルギー源になったり、あるいは脂肪やグリコーゲン(動物デンプン)という物質に変えて肝臓や筋肉に蓄えられたりします。しかし、何らかの理由で血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなり、血液中にブドウ糖がだぶついてしまった状態、それが糖尿病です。長期にわたり血液中にブドウ糖の過剰な状態が続くと、全身の血管に様々な問題が現れ、悪くすると心筋梗塞や脳梗塞、人工透析や失明、足切断など、深刻な事態にも陥ります。糖尿病は失明や人工透析の原因疾患の上位を占めます。また、糖尿病は自覚症状がほとんど無いため、知らないうちに進行し、合併症が現れてから初めて気づくといったケースもしばしば見受けられます。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多過ぎる、または少な過ぎる場合に引き起こされる疾患です。以前は、高脂血症と呼ばれていましたが、脂質が低すぎる場合も問題視されるようになり、近年は脂質異常症と呼ばれるようになりました。動脈硬化の一因ですので放置すると動脈硬化の進行に伴い、やがては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。高脂血症は、食生活(エネルギー過多)や嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態です。尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在しています。尿酸が過多になると、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって痛みを引き起こします。これが痛風です。
体の細胞は、毎日の新陳代謝で作りかえられています。その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が、尿酸の元になります。
また、プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。そしてビールをはじめとするアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。こうした飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。

診療内容
内科 腎臓内科 循環器内科
院長
大湊 佳子
副院長
大湊 政之
住所
〒188-0012 東京都西東京市南町6-9-19
最寄駅
西武新宿線「田無駅」南口 徒歩11分
:院長  〇:副院長  
休診日:火曜午後、日曜、祝日  
※土曜は9:30~12:00 院長、12:00~14:30 副院長
受付時間 日祝
9:30~12:30
14:00~16:00
16:00~18:30
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